江戸検メルマガ 第47号 出題範囲変更
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江戸文化歴史検定メールマガジン 第47号
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◎出題範囲を変更します
◎オコトハジメ
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出題範囲を変更します
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高まりのめざましい受検者の皆様の知的探究心にお応えし、第8回江戸文化歴史検定より、出題範囲の一部変更を行ないます。
3級/公式テキスト初級編『大江戸見聞録』約7割+“今年のお題”約2割 ※変更なし
2級/『大江戸見聞録』約1割+公式テキスト中級編『江戸諸国萬案内』約5割+“今年のお題”約2割
1級/公式テキスト上級編『江戸博覧強記』約4割+“今年のお題”約2割
★★本日の問題★★
寛延元年(1748)に初演された竹田出雲らの合作『仮名手本忠臣蔵』は、元禄期の赤穂浪士の討ち入りを扱ったもので、時代や人物設定を、ある物語の世界に置き換えたものです。
さて、その物語とはどれでしょう?
い)『太平記』
ろ)『保元物語』
は)『義経記』
に)『源平盛衰記』
解答解説はこのメルマガの最後にて。
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オコトハジメ
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旧暦2月8日は御事始め。2月9日(土)より、江戸文化歴史検定協会後援の「江戸楽アカデミー春期講座」が開講されます。
既に昨年より申し込み受付が始まって第1期受付が終了しているため、定員に達している講座のご受講はかないませんが、まだ今からお申し込みいただいてもご受講いただける講座も多くございます。
詳しくは、江戸検公式ホームページ内「江戸楽アカデミー春期講座」、または、江戸楽アカデミー【03-3515-6780】にてご確認ください。
■編集後記■■
本年4月2日は、歌舞伎座新開場!!
…なのに、昨年末に中村勘三郎さん、節分に市川團十郎さんと、偉大なる歌舞伎役者が鬼籍に入るという残念な知らせがありました。
このメルマガ読者の方には、ずっと応援してきた方も多いかと思います。
謹んで御冥福お祈り申し上げます。
☆☆本日の解答解説☆☆
い)『太平記』
江戸時代は同時代の武家の事件を劇化することは禁じられていました。
そこで、南北朝時代の軍記物『太平記』のなかの足利尊氏の執事高師直が塩冶判官の妻に横恋慕するが、思いが叶わないことから判官を死に追い込む、という物語の世界を『仮名手本忠臣蔵』は借りています。
そもそもこの設定は、赤穂浪人46人の切腹からわずか3年後の宝永3年(1706)に、近松門左衛門が書き下ろした浄瑠璃『碁盤太平記』に書かれていました。その後も事件は何種類もの作品となりましたが、事件から47年目の寛延元年(1748)、集大成として竹田出雲らによる浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』として成立し、大当たりを取ります。すぐに歌舞伎となり、大坂、江戸で上演され、以後も繰り返し上演される人気狂言となったのです。
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