江戸検メルマガ 第46号 結果発表&お題
◎間もなく結果発表
◎来年の「今年のお題」
◎憧れのヒーロー
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間もなく結果発表
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第7回江戸検の採点が終わりましたので、13日から採点通知を発送します。
今回は、試験直後より「昨年よりも難しかった。けれど、楽しかった。」と、いう声もいただいておりますが、いかがでしたか?
今回の受検データも公式ホームページに掲載しますので、ご覧ください。
★★本日の問題★★
大石内蔵助が、浅井長矩の正室、瑶泉院から預かった活動資金691両の使い道を詳細に記録した「預置候金銀請払帳」は、討ち入りに至るまでの浪士たちの活動ぶりを現在に伝える貴重な史料です。
では、そのなかで最も支出金額が大きかったのは、どれでしょう?
い)江戸-上方間の旅費
ろ)浅野家再興のための工作費
は)浪士の生活補助費
に)討ち入り用の武具購入費
解答解説はこのメルマガの最後にて。
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来年の「今年のお題」
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メルマガをご覧いただいている方に、特別先行発表!!
第8回江戸文化歴史検定の「今年のお題」は・・・
「これが本当の『忠臣蔵』~赤穂事件が“物語”になるまで~」です。
今月の時代劇専門チャンネルでも、「忠臣蔵祭り~7人の大石内蔵助~」特集で番組プログラムが組まれるほど人気がある“忠臣蔵”をお題としました。
様々な説・見方があるお題だけにこだわりがある方も多いかと思いますが、
『これが本当の「忠臣蔵」赤穂浪士討ち入り事件の真相』山本博文著(小学館101新書)を参考書籍としていきます。
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憧れのヒーロー
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勧善懲悪のヒーローは、子供たちを中心に不動の人気がありますが、それは江戸時代も同じだったのではないでしょうか。
そう!第8回江戸検「今年のお題」である忠臣蔵は、まさに赤穂事件を脚色し、物語として現代まで、ずっと愛されてきたヒーローものの代表格です。現在、東京都江戸東京博物館では常設館内にある第2企画展示室にて
企画展「浮世絵の中の忠臣蔵―江戸っ子が憧れたヒーロー」
が12月11日~1月27日の間、開催しています。(休館日:12月17日・12月25日~1月1日・1月7日)
12月14日(及び21日)には、16時から30~40分程度のミュージアムトークが実施されます。歌川国芳の武者絵「誠忠義士伝」を中心に展開される展示、是非ご覧ください。
また、新年1月2日からは、「特別展 尾張徳川家の至宝」も開催されます。新年1月2日・3日は常設展へは、無料で入館できます。
■■編集後記■■
2012年は、東京スカイツリーが竣工・開業、金環日食等の天体ショー観測、ロンドンオリンピック・パラリンピックの開催等、様々なことがありました。
これからは忘年会にクリスマス会にと楽しい予定もあるかと存じますが、楽しみ過ぎて、お忘れものに要注意です!!(私は手袋をよく落とします…)
本年のメルマガは今号で最後ですが、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは、よいお年をお迎えください。
☆☆本日の解答解説☆☆
い)江戸-上方間の旅費
赤穂事件により赤穂城を引き渡すことになり、浅野家の公金も決算しました。元禄14年6月4日に活動資金を預かり、討ち入り直前の翌年11月29日に「預置候金銀受払帳(あずかりおきそうろうきんぎんうけはらいちょう)」を提出しています。
内訳は、江戸-上方間の旅費:282両、浅野家再興のための工作費:25両、浪士の生活補助費:60両、武具購入費:9両です。
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本メールマガジンの著作権は、江戸文化歴史検定協会に帰属します。
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発行・編集:江戸文化歴史検定協会 明恵
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